今日は地下室の内装に水漏れによる
目的の場所を確認!
確かに湿っているように
感じたので、お客様に了承頂き
電気のスイッチ部分も水滴が・・・
間違い無く水が廻っているようでした!
シミの位置やボードの状況から
原因の範囲を確定していくのですが
大体の見当がついたので
完全にボードをめくらせて頂く事としました!
予想通りでした^^
これで範囲は確定出来ましたが
原因がわかりません;;
とりあえず上階の床下からも確認
全ての条件を再度確認しました!
その間濡れていた部分は
乾燥させる為に
障害物等を完全に撤去して
結果、地下躯体(構造体)からの漏水の
可能性も無く
その他の水の進入路や水跡がありませんでした^^;
お客様からの話より
湿気による結露が可能性が高いと判断し
室内表面から及び外部からの
湿気流入の可能性がある部分について
絶縁テープ及び発砲ウレタンにて
気密処理をさせていただきました。
結露について、一般的には冬のものだと思われがちですが
空気中の水分は温度が高くなる程多く保有出来ますが
温度が低くなれば多くを保有出来なくなります。
つまり今回の場合、夏のむし暑い水分を多く保有している空気が
外部より浸入している状況の中、室内を冷房等で冷やした結果
壁内で結露が起ったと考えられました。
又、この場合同様に冬もその逆で室内に結露が発生する可能性が高く
高湿である日には、夏同様壁内での結露も起ります。
では、防ぐ為には?なんですが
・原因である高湿な空気を換気による循環で排除(局部的に高湿な場合有効)
・除湿による湿度コントロール(極度に空気を冷やしてしまうものがある場合(ヒートブリッジ)は結露します)
・部位別の換気及び湿気コントロール(外断熱+気密+機械換気)
大きく上げるとこういう事なのですが、
簡単に考えると、密閉された空間内の空気はその中でコントロールする事という事です。
その為には、気密度を上げ空間を区切り
尚且つ区切った空間と空間が温度干渉(ヒートブリッジ)しないようにする必要があります。
理屈は簡単なんですが、これがなかなか難しく;;
今回は、高湿の空気が流入してくると考えられる道を全て塞ぎ
地下室室内と躯体との間の絶縁を図りました^^
これで、改善されると思うのですが
お客様には一通りの説明をさせてもらった上で、要経過観測としました^^
確認だけの依頼だったんですが
結果いろいろ話が進んでしまって
時間切れ;;
下地までの復旧となり
壁紙の復旧は後日となりました^^;
今回は、お客様がシミがでるまでの状況を細かく説明して下さったので
原因の追及がスムーズでしたが、
水に関しては多種多様で、確定がホントに難しいと思います;;
どちらにせよ原因はわかるまで調べる事が大事ですね^^