おはようございます。sootoの足立です。
さて、仕事始めの今日は、sootoの強みの一つである【施工図】についてお話したいと思います。
この【施工図】のお話をお客様にすると、必ず聞かれる質問があります。
「設計図と【施工図】って違うの?」
答えは「はい、全く違います」
極端な表現となりますが、設計図がイメージ資料、【施工図】はそのイメージをつくるための製作図です。
事前確認も含め、詳細な寸法指定が必要な部分には必ず【施工図】が必要となります。
建築の世界では、設計と現場それぞれに別のスタッフがおり、バトンを渡すように作業が進行していきます。
それぞれ分業することにより専門性の高い仕事ができる反面、複数の人間が関わることによって「伝言ゲーム」のようになり、思い込みや確認不足でミスが発生しやすくなります。
同じ物を見ながら話をしていても、互いの認識や基礎知識が違えば、連想するものも違ってしまう事は皆さんも経験された事があるのではないでしょうか?
家づくりは正にその集大成です。
お客様と設計者が長い時間をかけて共有し合った内容を、現場へとつなげていかないといけません。
現場では平均して毎日3〜5人ほどの職人さんたちが、完成までおよそ100日以上作業を行います。仮に100日だとしても、(同じ職人さんが何日も作業するものも含めた)人数は300人以上!
これだけの人たちが、毎日しっかりと理解し合って家をつくりあげるには、詳細な共有資料であり、完成形への経緯を示す【施工図】が必要となるのです。
ただ、現在の建売・規格住宅では、建材を規格化・簡素化することで、技術や知識が少なくても間違いが起こりにくい家づくりをしているのも事実です。
しかし、このような家づくりはコスト削減が目的となっており、私たちsootoが目指す【お客様の想いを形にする理想の家づくり】とは真逆のものです。
また、現場管理者や職人さん達が図面を見る機会が減ることで、業界全体の技術力の衰退を促しているとも感じています。
この現状を打開したく、sootoでは【施工図】の作成を主とした現場管理を行い、お客様の想いを正確な形にしています。(しっかりと仕事が出来る職人さんは皆、施工図が理解できます)
正直なところ、ある程度職人さん任せで進めてもらう事で業務時間、労力はかなり削減されます。
しかし、私は住宅業界では浸透していない【施工図を基に進めていく正確な家づくり】が業界のスタンダードになるよう、これからもsooto基準として【施工図】を続けてまいります。
次回から今回の施工図を含め、sootoの快適な家づくりの流れ、そしてその根拠をお伝えしていきますので、どうぞお楽しみに。
最後までお読みいただきありがとうございました。