ここでお伝えしたいことはシンプルです。
家づくりにかける費用を知るためにライフプランコンサルティング(以下、LPC)を受けましょうということ。
理由は3つあります。
1. 長期にわたる資金計画から建築にかける費用を考える必要があるから
2.建物の性能を検討する材料になるから
3.簡単に申し込む事が出来るから
それぞれの理由について深掘りしていきたいと思います。
1.長期にわたる資金計画から建築にかける費用を考える必要があるから
家づくりを上手に進める為の手順その②であげた求める条件をすべてクリアした家は、当然のことながら理想の家に近づきます。
では、求める条件にをクリアしていれば、いくらでも費用をかけても良いのでしょうか?
そんな事はありませんよね。
ここであなたに質問です。家づくりは建物が完成したら終わりでしょうか?
そうではありません。
家づくりは建物が完成した後の生活、その後のカスタマイズからメンテナンスも含め、最終的に家を手放すまでのイベントです。
ですので、お家(建物)を建築することだけに目を向けて、資金を投入してはいけないのです。
現在の収入から住宅ローン等の試算は簡単にできますが、家づくりにかける費用として入居後の生活やお家の維持管理、人生設計も考慮して、長期にわたる資金計画を行った上で、建築にかける費用を算出する必要があるのです。
2.建物の性能を検討する材料になるから
建物の省エネ性能による光熱費の変化など、これからの生活支出に影響を及ぼす建築的な要素をLPCに反映する事で、収支の面からも住宅性能に対して比較検討する事ができます。
3.簡単に申し込む事が出来るから
今はあちこちでFPの資格を持つ保険屋さんが、ハウスメーカーなどとタイアップしてLPCを行っていますので、比較的簡単に申し込むことができます。また、その大半が無料です。
雑談ですが、家を購入する機会は保険の見直しもされやすいので、保険屋さんにとってもチャンスが生まれるという理由から積極的にLPCを行っているようです。
そういった理由を差し引いても、経験知識が豊富な現役FPのLPCは必要だと私は考えています。
以上3つの理由からLPCを受けることで、「かける費用」と「かけられる費用」が分かります。
また、求める条件や土地購入とのバランスをしっかりと取りながら、家づくりを進めていく事が出来るようになります。
最後にまとめると、「かける費用」と「かけられる費用」を知るためには、LPCを受け長期にわたる資金計画を行う必要があるということです。