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断熱性能と快適度の違い②

社長ブログ

おはようございます😃

今回は、前回引き続き断熱性能を示すUa値が同じお家で
気密性能の性能以外の要素で快適度が変わってくる理由を簡単にお話しします。

 
①断熱性能を示すUa値の計算方法
 

今回は断熱性能示す数値であるUa値が同じ家なのに
何が変わるかを考えていきます。
 

Ua値の計算方法は建物の外皮と呼ばれる外気に接する部分
屋根、外壁、窓、基礎 の ”熱損失量”(熱が奪われる量)を合計したもの
つまり外皮から奪われる”熱損失量”を外皮全体の面積で割った数値になります。
 

”熱損失量”(熱が奪われる量)が同じでも
外皮の面積が大きければ(建物が大きければ)
Ua値は小さくなり ”断熱性能は高い”と表現されます。
 

この計算方法では、同じ性能の窓がいくつあっても 合計の面積が同じであれば
結果の数値に変化が出ません。
 

例えば窓面積の合計が10㎡のお家2つのお家を考えてみます。
窓の熱損失量は、熱貫流率×窓の面積で表されてます。
窓は全て同じ性能の熱貫流率は1.0W/m2Kとします。
 

Aのお家は 10㎡の窓が1つ 熱損失量は 10㎡ × 1.0W/m2K × 1つ = 10W/K
Bのお家は 2㎡の窓が5つ 熱損失量は 2㎡ × 1.0W/m2K × 5つ = 10W/K
 

つまり数値からは窓の数が変わっても 窓の性能と合計面積が同じであれば
熱損失量は変わらないということになります。

 

数値で頭が混乱してきた方は、
窓は 大きくても、小さくても面積が一緒であれば
断熱性能を示すUa値は変わらないとイメージできれば大丈夫です。
(厳密には外壁の方位毎の計算となります)

 

それでは、前回お話しした 窓と断熱材では
窓の方がずっと断熱性能が劣るという事を思い出して想像してください😃
 

Aのお家は リビングに大きな 10㎡の窓が一つ付いています。
Bのお家は それぞれの部屋に 窓がついていてリビングには2㎡の窓が一つ付いています。
 

AとBのお家どちらのリビングの方が 室内温度を保ちやすく
室内で断熱がしっかり効いているなぁ〜っと実感できそうですか?
 

答えはBのお家のリビングだと思います。
とても寒い冬等はやはり窓から失われる熱の量は多くなり
窓付近はその他の場所よりも冷やされます。
 

断熱性能が同じお家でも、窓の配置が違えば
室内環境は変わってしまう事がわかっていただけたと思います😊
 

これは、同じ土地にお家を建てる場合でも窓の配置が
いかに重要かという事でもあります。
 

断熱性能も当然考慮する必要がありますが
断熱性能がしっかり発揮される設計かどうかも意識してください😊

 

またまた時間が来てしまいましたので今日はここまでにします💦
次回は今回と同じような数値だけではわからない部分について
できる限りわかりやすくお話しをさせて頂きます😃

 

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