おはようございます。sootoの足立です。
今回は【家づくりを上手に進めるための手順】その②、“求める条件は?”についてお話しします。
これを考えておくことで、自分の求める家がどんな家なのかが分かりますし、また、家を建ててもらう相手(建築会社など)にも、あなたがどんな家を求めているかを理解してもらいやすくなります。
では、次の6つの項目について考えていきたいと思います。
1. デザイン・素材
2. 動線・使い勝手
3. 機能・設備
4. ボリューム・区画
5. ランニングコスト・メンテナンス
6. 家づくりの過程
それぞれの項目はお家を形成するすべてを分解したものです。
6項目すべてを具体的にイメージすることは難しいですが、それぞれの項目に対し「どうしてそれを求めるのか?」を合わせて考えることで、優先順位も考えやすくなります。
それでは各項目についての考え方を説明していきます。
1. デザイン・素材
「住みたい家はどんな家?」と聞かれて最初に想像するのが、実際に見たことのある家や写真で見たことのある家、またはそれらを元に想像したものだと思います。
人は想像できないものをイメージすることはできません。
これはあなただけではなく、家を建てる建築会社も同じです。
自分が求めるデザインや素材はどんなものなのかを、写真などで具体的に用意しておくことが大切です。
今はインターネット上に情報も溢れていますので、そういったものを準備することで、求めるデザインや素材をスムーズに伝えることができます。
また、それを求める理由についても考えておくことが大切です。
※この項目については、まったくイメージ出来ていない場合でも問題ありませんのでご安心ください。
2. 動線・使い勝手
私見ですが、この項目はかなり重要度が高いと感じています。
たとえデザインが格好が良く、設備が最新であったとしても、毎日の家事が不便だったり、住みながらにしてストレスを感じることがあると、それだけで他の快適が感じられなくなる事があります。
具体的な動線を想像できない場合は、実際の生活での使い勝手の不満を書き出してみましょう。
また、家族の生活習慣や行動時間についても考えてみてください。
起床、就寝時間が大きく違う場合は、室内行動で発生する音が他の人達のストレスになる場合もあります。
優先順位は低くなるかもしれませんが、趣味や家族のイベントなどについても考えておくとよいですね。
3. 機能・設備
分かりやすい機能や設備でいうと、キッチンやトイレ、収納などがあります。これだけでも食洗機や高性能天板、音楽演奏、昇降などいろんな機能がありますよね。
また最近では様々な設備をコントロールするIOTの登場で、一つの設備では完結しない“家全体に対しての計画”が必要になるものもあります。
ちなみにIOT完備などと書かれていても、家の中のすべてを制御できているものではない事がほとんどです。
IOTによってどういったことが出来るのかを確認する事、そしてあなた自身がどういった事をしたいのかを書き出しておいてください。
また、住宅性能や設備の技術は急激に進歩していますが、AIや5Gなどのテクノロジーが取り入れられると今後さらに技術の進歩スピードが加速すると思います。
ですので、次回お伝えする「6.家づくりの過程における可変性・拡張性」についても、検討要素として忘れないようにしてください。
すこし長くなりましたので今回はここまでとしておきます。
今回お話しした項目や次にお話しする項目について「すべてを事前に完璧に決めることが絶対に必要!」と言うわけではありません。
人により、そこにはこだわっていないという部分もあると思います。
ですが、こだわっていなくても知ればこだわりたくなる、知れば欲しくなる可能性もあるので一度そういった目線でも考えてみてください。
もしくは、建築会社に提案してもらうために書き出してみてはいかがでしょうか?
次回も求める条件について、引き続きお話しさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。